紛争解決の代替手段 その2(残留農薬検査)

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このEC提案の背後には,勧告の実施について必ずしもパネル報告に縛られないようにすることでEC内部で当該パネル報告の受諾を容易にするとの考sx方があったものと推測される。

このように報告採択の問題は,主要締約国間のガット紛争処理に対する考え方の相違を反映してなかなか折り合いがつかず,結局「中間レビュー」以降も継続して交渉されることとなった。

ガットの紛争処理の基本に関わる問題のもう1つは,仲裁制度の取扱いについてであった。

中間レビューまでの議論では,紛争解決のために複数の手段ないしはメカニズムが利用可能で,そのなかから紛争関係国が選択できるようにするとの点については各国の意見はほぼまとまりつつあった。

つまり,パネル以外にもすでに1979年の「了解」以降検討の対象となってきた斡旋(goodofficer)であるとか,和解(conciliation),調停(mediation)といった手段についても,紛争解決の代替手段として利用を促進しようという意図であった。

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このページは、-が2014年12月29日 12:02に書いたブログ記事です。

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